新人

学問というものに境界はない。 
得意教科とか不得意教科とか、そういう細かい人間にはなるなよ。 
勉強と遊びというのをわけるのもいけない。 
そんな事に意味はない。 
勉強と言うのは本来何の役にも立つはずだから。 
地理と国語、社会が密接に関係するように
理科と歴史はひどく関係している。 
今の勉強の教え方は、そこがいけない。 
関係を教えていない。 
現実と勉強をつなげられないのは
勉強と勉強をつなげられないからでもある。 
物事そのものは、本を見ればわかる。 
辞書を引けば書いてある。 
それは、なんとなく覚えていればいい。 
それよりも物事と物事の関係の割り出し方を学びなさい。 
きっと、役に立つ。勉強にもなる。 
学問は本来、えんどう豆を見て遺伝を思いつく事なんだから。
                    ―GPO 小島空―

新年度になって新人さんがやって参りました。3人も。一人はポスドクなんで放っておいても自分でモサモサやるわけですが、後の二人は学生さんなのである程度は面倒をみてやらねばなりません。
厳密に言えば私に教育の義務は無いんですが、そこは前線指揮官*1たる私、一番近くに居るわけで色々教えたらねばならんわけです。
どうせ教えるなら役に立つように教えたい。実験に必要な知識や技術ってのはもちろん重要な基礎なんですが、加えて物事の捉え方を学べるようにしてあげたいな、と。時間はかかるんだけどね。


お。なんか先生っぽい?

ま、教える側が習得してないのが一番問題なんだけどな orz

*1:司令官と前線指揮官しか居ませんでしたが。