とめはねっ! 河合克敏

とめはねっ! 鈴里高校書道部 1 (1) (ヤングサンデーコミックス)

ええ…嫌味なくらいキレイ…
男のクセに………
        −望月結希−

柔道、競艇ときて書道。まんが界のマイナージャンルをさまよう、作者本人が言ってるように狙える限りのマイナージャンルを狙ってる感じもする*1河合克敏ですが、この人の書く漫画はいつも面白いですね。
この人の描くキャラの性格はいつも魅力的なんですが、今回も望月結希を始めとしてキャラが大変魅力的です。一癖も二癖もあるのばっかり揃えてきました。主人公が霞む位に(笑 頑張れ縁。いつか芽の出る日もある。かもしれないぞ。取り敢えず望月さんに襲われる夢を見たときの相手が持ってる武器の選択がモーニングスターと言うのは素晴らしいセンスだと言っておこう。アビゲイル*2か君は。

まぁ、なんにしても字が綺麗なのは良いですよね。我々は実験中にログノートなるものを書きます。これはそれこそ雑記帳でありとあらゆる事を書く。何か壊れたとか、どうやって復旧したとか、データの健全性をチェックしたとかから、誰それがやってきたとか、アナウンスを女声にしたとかまで。
で、これが大半が走り書きなもんで、かなり書いた人の上手い下手を反映してまして。大変に読みやすい字を書く人から、どこのサイコさん?みたいに小さい字でびっちり書く人、果てはこれ何?古文書?みたいな人までいます。必要な情報が書かれてば文句は無いんですが古文書の解読は大変なので綺麗な字を書く人には憧れますね。

え、私?自分では読めますよ、自分では orz

それにしても、文化部流行ってるんですかね?「宙のまにまにid:grasswonder:20060806 とかね。

*1:井崎修五郎もかつて「評論界のスキマ産業」と自分の事言ってました。競馬予想が仕事じゃなかったのか…

*2:おはようマイ・マザー一番星君グレート

邪眼は月輪に飛ぶ 藤田和日郎

邪眼は月輪に飛ぶ (ビッグコミックス)

獣を狩る者は
獣になんねばな。
    ―杣口 鵜平―

藤田和日郎新作。スピリッツで短期集中連載でした。「うしおととら」は文句無しの名作、「からくりサーカス」は後半アラアラ、って感じで、勢いを失っちゃったかなぁ、と心配したのですが「邪眼は月輪に飛ぶ」で再び「藤田和日郎ここにあり」と宣言しました。
一本筋の通ったストーリーの上に展開される力強く生きる人達。加えて禍々しいまでのミネルヴァの描写。獣を狩る為に獣になる鵜平の描写。それに対する輪。いや、この手の化け物を描かせるともう抜群ですね。今の所、今年のオススメNo1です。一冊ものなので未読の方は是非。

カラスヤサトシ2 カラスヤサトシ

カラスヤサトシ(2) (アフタヌーンKC)
相変わらず面白いです。今、最も楽しみな連載の一つ。そう、アフタで最も楽しみなのはコレです。
外れネタがほとんど無い4コマってのも凄いよね。他人とは思えないネタのオンパレードなんで共鳴できる人しか楽しまないと思っており、正直2巻が出るとは思ってなかった。これ、みんな楽しんで読んでるんだなぁ、というのと意外とダメ人間仲間が多いのに安心した。と同時に日本の未来がちょっと心配になった。

トニーたけざきのガンダム漫画Ⅱ

[rakuten:book:12020909:image]

もちろん真っ赤に塗って
ツノもつけてあるぞ
     ―キシリア・ザビ―

ヤヴァイ。このNG*1シャア専用ボール超欲しい。

*1:ナンセンス・グレード

音楽のある生活

Youtubeとかニコニコ動画とかいいですよね。仕事中になんか寂しくなったりすると音楽が欲しくなるのですが、手元に気分に合うものが無い時にまさか抜け出して買い物行くわけにも行かないので適当に探して聞いたりしてます。が、一曲ごとに手動で再生するのが鬱陶しい、という欠点が。
そんな折、同僚にこんなの教わりました。
sarusaruPlayer
これは良い。適当なカテゴリで検索して延々動画を再生してくれます。

コレ使って前にも紹介したけど、こんなの

延々聞いてたんですが
件の同僚が「アニソン聞きながらだと仕事効率が上がる!」とのたまいまして。まぁ、テンション上げるのにはいいのかな、と試してみたのですよ。

…電波に捕まった。

この一週間の私の仕事は半分電波で、もう半分はジムで出来ています。

元ネタはこっちらしいです。

逆転裁判4

逆転裁判4(通常版)(特典無し)
発売日に買ったんですが、ちまちまやってやっと終わりました。
面白かったです。が、標準的なゲームとしては十分合格点なんだと思いますが、あの逆転裁判の続編であることを考えると残念ながら期待以下でした。ある意味荒唐無稽な逆転と、逆転したと思った所で再び逆転される緊張感がこのシリーズのウリだと思うのですが、残念ながら今作ではその爽快感は失われてしまった感じです。特にラストは…うーんって感じ。件の制度とこのゲームのウリは合わないなと思います。なんというか、見所は「ぼうしクン」みたいな。
シナリオは良く練られていて奥行きもあるし、「ゆさぶる」、「突きつける」の爽快感もある。「みぬく」には達成感もある。目が痛くなるなるけど。でもやっぱり逆転に次ぐ逆転みたいなドキドキ感が薄れてるんですよね。あからさまに次に続きそうな感じですので次回に期待したいです。

イエスタデイをうたって(5) 冬目景

イエスタデイをうたって 5 (ヤングジャンプコミックス)

断じて違う!
               ―魚住陸夫―

刊行ペースが遅すぎて前の話を覚えていない… リクオ、榀子、ハルでぐるぐるしてたんじゃなかったか程度にしか orz。 浪とリクオの見分け方を忘れてたりとか。読んでる内に思い出してきたよ。
ともあれ、柚原、湊など誰がきても動かなかった話が(私の中で忘れられていた)浪のおかげで話が動き出しました。いや、青臭いね。

だがそれがいい

ラスト付近は読みながら相当キモイ顔でニヤニヤしてたと思います。この作者はやっぱ心情を描かせると上手いなぁ、改めてと思うわけです。どこにでもいそうな人たちのどこにでもありそうな話なんだけど、凄く読ませます。

それにしても相変わらずハルかわいいよ、ハル。