ワールドエンブリオ(1) 森山大輔

ワールドエンブリオ 1 (ヤングキングコミックス)

今…
思えば
これがウソの始まり。
世界を包む
苦くて優しいウソの始まり
            ―天海陸―

この手の話(というか設定)は好き。鋼の錬金術師と同じような話の進め方です。読者に与える情報を極端に制限して折をみて一気に開放する、みたいな。もう暫く怒涛のように流して読者を作品世界に引き込むのが良いのではないでしょうか。

ただ鋼の〜と違って現代劇で主人公が未成年なため、どうしても家が核になってしまうところがある。そのため主人公の家族構成がわからないと気持ち悪さがのこっちゃう。天音、静流、陸の関係がわからん。なんか特殊みたいではあるが。これで静流さんの出番が無くなったら小骨が喉につかえた感じがいつまでも残ってしまうかも。

あと、どうみても有栖川レナのデザインはニーギ・ゴージャスブルーからのインスパイヤです。ありがとうございました。