The Five Star Stories(12) 永野護

ファイブスター物語 (12) (ニュータイプ100%コミックス)

もう泣かぬ……
もう恐れぬ
戦と血しか知らずにゆくことを恐れる事はもうない
たとえ花壇に花は咲かずとも私はもう一生分に足りる恋をした!
陛下に赤子を千人殺せと言わるれば殺そう!
一国を滅ぼせと言わるればこの手で灰にしよう!
これ以上何を望むか!生きる証はここにある!
                     ―クリスティン・ビィ―

この辺、田舎で発売日に本が出てない事なんてザラなんですが、なんでか発売日前に書店に平積みされてました。しかも3山。プッシュしすぎです。とはいうものの、理系が多いこの街においては人気があるのかもしれないが*1
魔導大戦を中心に様々なエピソード。戦争本筋そのものはほとんど進んでおらず、今後の展開のための舞台づくりと言った所。各自、聖都ヤーンに向かって集結中。
暴風3王女がいい味出してます。セイレイとアルルは地が同じ。マロリーは兄と同じことやってるし。彼女らはハスハ奪回の際、轡を並べる事になるはずですが、アレ揃ったらどうなるんだ(笑
ヨーンとパルスェットなど個々のレベルでは良い方向へ。クリスティンはあれで良いのだと思う。少なくとも納得した、という点で。ワスチャとヒュートランは…(笑。シアン婦人の死した者を悼むシーンが描かれているのは昨今にしては珍しいかも、と思った。第一、最近の少年漫画は死なないし。ミースやアウクソーはまだ消化してない感じ。
これからの戦況を握るのはバッハトマかフィルモアか。A.K.Dの介入はどうなされるのか。ハスハ勢の再起はどう始まるのか。これからの展開が大変気になるので永野護ネトゲやってないで続きを描いてください*2。20年で12冊は少なすぎると思いますよ。

*1:大学時代、某女史まで知ってたのは驚いた。

*2:それで遅いと言う噂。