いばらの王

治療法の無い石化病(メドゥーサ)から逃れるために
冷凍睡眠によって延命された感染者達が目覚めたとき
世界には怪物があふれ、人類は滅亡していた…?


オビにダークホラーって書いてありますが
いわゆるホラーじゃないです。
コールドスリープ装置の設置された古城以外
何も無くなったかのように思われる世界の演出が上手いです。
怪物との戦闘時の描写のスピード感もあります。
メドゥーサという病の設定が秀逸で
これによってストーリ展開が淀みなく進みます。


ストーリーも謎が謎を呼ぶ、といった感じでよく練られてて面白い。
今回出た4巻で謎の全貌が明らかになりつつありますが
まだ奥が深そうです。
この作者は地球美砂樹から知ってますが
ストーリーテリングが抜群に上手くなった印象。
面白いアクション物やミステリー物の漫画が読みたいと思ってるアナタにお勧め。