未来日記 えすのサカエ

未来日記 (1) (角川コミックス・エース (KCA129-5))

いいだろう
お前に「未来」を与えてやる
           ―デウス・エクス・マキナ―

携帯に日記をつける事だけが趣味の少年は、ある日未来の事が書かれた日記を手に入れる。日記の通りに物事は進み、予知能力者になった気分を味わうが、ある時日記に自らの「死」が書かれ…。それが12人の未来日記所持者によるサバイバルゲームの始まりだった。

なんというか、話の整合性がイマイチ取れてない所が若干気になるが*1それを押し切れるだけの設定の面白さがあります。携帯というツールを上手く使った設定と現実社会を舞台としたサバイバルゲームというアイデアは面白い。サバイバルゲームだと孤島とか*2異世界とか*3が舞台になりそうなものですが、そうしなかった事でゲームの幅は大きく広がるはず。まだ広がってないんですが、この辺を上手く広げていければかなり面白くなりそうな予感。一方、広がし方を間違うと駄作に終わってしまう危険を常に孕むんですが。
今の所、多少強引な話の持っていき方はあるものの、まぁ、漫画的展開ということで許容範囲内。学校という限定された世界から外に出た時にどう話を持っていくのか興味深いです。要注目。

あと、どうにも気になるのが「我妻由乃」は「がさい ゆの」じゃなくて「あがつま よしの」の方が自然な気が…

*1:雪輝の「日記」には自分の事は書かれないはずなのに自らの死の状況は克明に書かれる、とか。突然「DEAD END」と書かれるんじゃないか?コレだと。

*2:いばらの王」とか

*3:MARとか