鋼の錬金術師(12) 荒川弘

鋼の錬金術師(12) 初回限定特装版 (SEコミックスプレミアム)

お前の手は人を殺す手じゃない
人を生かす手だ
         ―エドワード・エルリック

限定版ゲット。
怒涛のごとく話が流れていきます。大詰め近し、の感です。今巻で最も凄まじきはランファン。そこまでやるか。ランファンがここまでやった割には今巻は珍しく死人無しです。
エルリック兄弟、リン、マスタング等は今は利害が一致しているので共闘してますが、これからどうなるんだろう。最終的に目指す物が違うはず。特にエルリック兄弟とリンは並び立つのかどうか。大詰め近しとなると、この辺りも徐々に気になってきます。
エド+アル+リンとグラトニー+エンヴィーよりもマスタングの今後の行動が気になるところ。軍内部に探りを入れるつもりだろうけど、上手く行くんかな。あっさりブラッドレイに見つかりそうな気がする。向こうにこっちの動きはかなりのレベルで筒抜けに近いみたいだし。マスタングの軍内部への手入れとエド達が「お父様」に接触するタイミングの如何でまだまだ2転3転しそう。

で、明言されてませんがやっぱりホーエンハイムが「お父様」で黒幕っぽいです。ラスト亡き(無き?)後のかっこいい悪役は誰が演じるのだろう。ラースことキング・ブラッドレイは結構良い線だけど、悪役たらんとするには愚痴が多いなぁ。未だ姿を見せないプライドに期待。

相変わらずおまけが面白いなぁ。ウソ次巻予告ってなんだよ(笑 男はムッキリ女はムッチリは賛成ですが、ムッキリってあれか。アームストロング少佐か。