CG技術

CGは見せるための技術に過ぎないと思うんですよね。
所詮人の頭の中のシミュレーションですから全てが表現できるわけじゃないですし。
特撮を使った法が上手く行くものも数多くある。
例えば「インデペンデンス・デイ [DVD]」の街中を炎が駆け抜けるシーンはCG使ってません。
CG使ってもデビルマンとか…。もう泣きたい。金返せ。


他にCGに頼らない映画としては「マッハ!(asin:B0002PPXQO)」とか「シービスケット [DVD]」とか。
これはいずれもお薦め。
特に「シービスケット」はカメラワークだけでここまで迫力ある映像が作れます、という見本みたいなもの。
できればスクリーンで見て欲しかった。
もちろん「トロイ」みたいにCGを上手く使えば非常に迫力ある演出が出来るのも確かです。
要はケースバイケース。


邦画をなんとかしたいなら
CGではなく監督や脚本家の技術をなんとかするべきです。
きっちりした話の軸を作って、最高の見せ方を考え、必要かつ最適な技術を導入する。*1
日本人だと三谷幸喜はこの辺は上手い。
CGなんかなかったヒッチコックキューブリックの作品が未だに鑑賞される理由だと思います。


ま、このへんは映画をエンターティメントとして捉えるか
CGの見本市でいいと捉えるかによってかなり意見が違うとは思いますが
私は映画はエンターティメントであって欲しいと思いますので。

TB:Digitalひょうたん「戦国自衛隊1594」

*1:物理実験みたい。