Returner

TVでやってたので観てみました。
映画でやってたとき諸般の事情で観にいけなかったので。
鈴木杏いいよね。

で。

…正直行かなくてよかった。
話がわかりにくい。
近未来とそのさらに近未来という
あまり変わらない間（しかも廃墟と廃墟とか）
の場面転換が急すぎて認識しにくい。
行って帰ってきてから「いまのは向こうか！」と気づくの多数。

設定を生かしきれてない。というか詰め込み過ぎ。
消化不良です。

CGに頼りすぎ。見本市ですかあれは（マトリクスほどじゃないけど）。
要らんとこでCG使うので逆にしらけます。

鈴木杏がかわいいのと金城武のアクションが格好いいのと
岸谷五郎がイイ味出してる（チンピラ！）ので最後まで一応観れましたが
結構苦痛でした（やめりゃいいのに）。
話が判りにくいのはやっぱりいけないと思う。
TV版はかなりカットされてるんでしょうか？
元からアレだとちょっと酷い。

和製マトリクス（オマージュという意味で）としてはいい映画かもしれないけど
逆に独創的じゃなくなってしまったのが残念。
マトリクスのオマージュとしてやるなら
いっそ３部作にしてじっくりやってもよかったかな、と思います。

追記(15:29)
と、いうわけらしいで悪いのはTV版だけなのかもしれないです。
個人的にはあの手の映画は世界観に慣れさせるためと感情移入のために
始めにくどい位の説明を入れてもいいと思うのでそれがなかったのがやっぱり不満。
つか岸谷五郎はそのために動いてたのか。ただのキレたチンピラじゃないのか。
こうしちゃうと「娯楽作」という色がなくなってしまうのが欠点ですけども。
「世界の中心でDVDレンタルと叫ぶ」？（笑